WISH: Wide-field Imaging Surveyor for High-redshift

超広視野初期宇宙探査ミッション

検討ミーティング議事録

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WISH検討ミーティング #12
議事録 (公開用)

2009/04/07(火) 15:00-17:00 (JST)

三鷹: 山田、諸隈、岩田
TV: 河合(東工大)、大藪、松原、和田(宇宙研)、矢部(京都)

1 REOSCとの打合せ 3/24

REOSCのRuch氏が日本に来ていたので会った(山田さん、池田さん)。

・戦略的開発経費への申請内容の確認
・2009年度開発項目は二点
 (1) fixation 検討
  鏡面-パッド間の検討
  パッド-望遠鏡構造間の検討
 (2) 鏡面とパッドの接合の試験
・池田さんのC案改訂版の提示、CodeVファイルを送付。

2 焦点面上の検出器配置検討

2-1 大藪さん

・資料有り。

・ビームをけらないためには、焦点面直前に配置する場合でフィル
タサイズは最小86mmくらい。カセグレン穴直後の第一焦点面での
サイズの導出のためには、ビームFが必要→池田さんにきく

・焦点面検出器は8個になる

・サーベイ方法: 「大藪マトリックス」に従って観測すれば、ドー
ナツ型視野でも一様なサーベイが可能であることが分かった。

2-2 諸隈さん

・資料有り。

・スライド式、パタパタ式それぞれの場合の検出器配置の可能性を
検討し、仮想的なディザでサーベイした場合のexposure map作成。

・パタパタ式の場合、検出器の焦点面での配置可能数は、メカ配置
に要するサイズに依存して配置できる数がかなり変わる。

(c) OAO-WFCもパタパタ式フィルタ交換機構、冷却しているはずな
ので参考になるのでは。→河合さんから資料あり。
→岩田、柳澤さんに詳細問い合わせる。

・スライド式とパタパタ式の得失
 [スライド式]
  - 冗長性がない
  - 冷却しての動作、フィルタ自体の製作性が開発要素
  + 検出器の配置可能数は有利

 [パタパタ式]
  + 冗長性がある
  - 検出器数が限定される
  - 迷光の懸念

 → 2009年度はそれぞれを検討し、ミッション提案書段階では併
  記する形になると考えられる。

3 2009年度予算獲得状況

 ・申請中の競争的経費の状況確認。国立天文台、大阪産業大、科
  研費、宇宙理学委員会(搭載機器基礎開発実験、戦略的開発研
  究)など。戦略的開発研究は網羅的に今年度の開発内容につい
  て申請している。

4 戦略的開発的経費ヒアリング

 ・4/9の予定、山田さんがプレゼンテーション。
 ・内容の確認を行った。以下質疑、コメントなど

  ・冷却温度目標: 焦点面40KはHAWAII-2 5um対応版の駆動温度
   仕様に合わせている。より高温でどうなるかは要確認

  ・主鏡保持: あかり、ひのでの遺産、SPICAでの開発との関係
   あかり:インバーと接着剤(skycast)で接続、インバーは三
   点支持。低温化での形状にあわせた主鏡研磨は行ったが十分
   にあわせこめなかった。
   SPICA: 主鏡保持はESAの分担だが、日本国内の関係者と打合
   せするのはよいだろう。
   接着剤を使わない方式(ネジ)も検討されている

   ・フィルタ交換機構: 離散的倒立型という語は変では?
    →個別式ヒンジ型?

   ・フィルター試作: フーリエ分光器: 宇宙研、ATCにあり。
   宇宙研のは8cmはできないのでより小さいサイズのもので。

5 国際研究会など

・ESA Euclid dark energy 研究会
 6/22-25 オランダ → 11月に延期らしい
 4/24 abst締切
http://www.congrex.nl/09c08/
 諸隈さん参加可能か検討
・IAU GA JD12 (First Galaxies)
 大藪さんはIAU GAに参加予定

6 WISH Science WS 4/8

 ・座長: 最初は松原さん、次は太田さん
 ・TV会議システム確認
  →総務課総務係が担当だった
  →TV会議で三鷹でのプレゼンテーション画面が小さくなってし
   まい、見づらかった(4/8 岩田記)

次回は5月12日(火) 三鷹3F
4/27(月) JAXAつくばにて熱解析、フィルタの打合せ
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資料